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1000-yaode004-001.jpg,宜興紫砂 口杯（中国茶器の茶杯）20ml（満水35ml） : 天香茶行,中国 宜興 紫砂壺 60年代 紫砂工藝廠 水平壺 紅泥 単孔 荊渓南孟,22230_01.jpg?v=1727941087,中国 宜興 紫砂壺 60年代 紫砂工藝廠 水平壺 紅泥 単孔 荊渓南孟,中国「宜興紫砂壷（ぎこうしさこ）」、宝瓶（ほうひん）や急須（きゅうす）とも呼ばれる茶壷ですが、容量が約３０ｍｌと小さく、穴のあるツマミの平蓋、持ち手が特徴的な形状のユニークな茶壷です。\r\r胴と底には漢（詩）文が刻まれていますが、出品者は漢文に馴染みがあるわけでもなく、刻まれている漢字も普段余り見かけないものも含まれ、以下の説明で、漢字や読み、解釈に誤りがあるかもわかりません。\r【胴の漢文】\r①怡心暢神（いしんちょうしん）：心楽しく精神が伸び伸びすること\r②特：間違いかも、③につながる、特に、の意味で①と③の漢文の間に刻まれているのかも？\r③香温（こうおん）：香りが温雅（おんが＝上品・優雅）なこと\r④？刻：？は篆刻家の銘か（刻まれた字体は篆書体ではありませんが）\r【底の漢文】\r⑤倩思遥追（せんしようつい）：はるか先に思いを巡らすこと\r⑥陟翆（ちょくすい）：みどりを渡って上り進むこと\r\r漢字や読み、解釈の誤りはご容赦願いますが、漢文の内容、特に胴の漢文は、心身を伸びやかに和ませ穏やかにしてくれるものだと思います。\r一方、底の漢文は、胴の漢文とのつながりの有無や、作者の銘が含まれているのか否かなどは全く見当がつきません。出品の茶壺の漢文は、「紫砂壺」の陶芸家が、漢詩文・絵図などの彫刻（陶刻）家に依頼したもの、或るは共同作品かもわかりません。漢文の末尾には、「石東？刻」でしょうか。\r\r大きさ（ｍｍ）や重さ、容量などはおよそ次の通りです。\r高さ７１、口径３７、底径５９、長手（持ち手～注ぎ口）７５、重さ８５ｇ、容量３０ｍｌ。\r\r保管品ですが、製作時期や作者、使用状況などは不明です。\r漏れ無く、若干の埃汚れは見られますが、キズや欠け、ヒビ割れなどの欠損はほとんど見られません。なお、共箱はありません。\r\r３０ｍｌと小容量の中国「宜興紫砂壺」ですが、胴や底の漢文を、出品者のあやふやな解釈ではなく、正しく解釈していただき、喫茶とともに楽しんでいただければ幸です。